じっとり暑く汗ばむ日々が増えてきました。

ひんやりした飲み物がおいしい季節ですが、

今から身体を冷やすと本番の夏になったとき

体温や内蔵の調整も整えにくくなってしまいます。

体が湿気でじっとり重い、足のむくみなど

気になるときは体内の水分調整に効果があるツボ

「陰陵泉」にお灸してみましょう。

脛の内側を指で下から撫で上げた時に指が止まる場所に

あります。

婦人科系のトラブルにも良いですね。

しょうが灸をしてみました。

スライスした生姜の上にもぐさをこんもり載せて

自分のツボに置いてもぐさを燃やします。

ほんのりジンジャーの香りに多めの煙がモクモク。

隔物灸特有のふんわりした温かさです。

せんねん灸のしょうが灸八景の方が熱量高めです。

生姜は過熱調理によって発汗を促し、身体を温める食材としても有名ですものね。

支溝（しこう）と言うツボがお勧めです。

腕の甲側にあります。親指側の橈骨という骨と

小指側の尺骨という骨の間の溝にあり、

手首が曲がるところから

指を4本上がった場所に位置し、深く指で押すと

ズーンと響く感覚です。お灸の煙を目で追いながら

身体の中を通る水の流れを意識してみましょう。

足三里といえば、免疫力upのツボとして有名ですね。

時をさかのぼること江戸時代、松尾芭蕉は奥の細道で

「三里に灸すゆるより、松島の月先心にかかりて~」と記しています。

松尾芭蕉が月を眺めつつ、

お灸をする様子がうかがえます。

また、現代では今は亡きロックスター

忌野清志郎がツアー先の楽屋にて足三里にお灸を据え

ステージに立っていた様です。

ロックとお灸のギャップにしびれます。

消化器系や免疫力、養生に効果のある足三里に

日々お灸を続けましょう。

またまた花粉症の季節になりました。

くしゃみ、鼻水、鼻づまり

鼻をホットタオルで温めてから頭にある上星という

ツボへお灸します。　

鼻筋の延長上にあり髪の毛の生え際から

指1本登頂方向へ、ずらした場所にあります。

髪のボリュームで浮いてしまわないようにヘアピンで止めたり

他の人に髪を抑えてお灸を置いてもらえればポヤポヤ髪の毛も

焦がす心配がありません。ゆっくり熱が入って鼻の血流が

心地よく変わっていきます。