☆　東洋医学の基本

　心身のバランスを整えて健康を維持するというもの。病気の原因は、心身のアンバランスだと考え、身体全体をひとつのものと捉える事が大切。

　①　天人合一　天と人とは一緒

　②　心身一如　心と身体は一体

　私たちの身体は、常に今ここに存在している。呼吸も心臓の拍動も常に活動しています。どこにいようと何をしていようが、最適状態で働いて居てくれます❗

お灸教室では、身体と心に向き合いましょうと提言してきましたが、それは身体と心が、今という瞬間に一致して存在してほしいということです。

　心と身体が一緒に存在していたら、様々な事がスムーズに自然に流れて行きます。

　一致していない状態ですと、例えば病気という症状に現れてきます。

　私たちの存在が、しっかりと今ここに着地していれば、日々起きてくる事象(出来事)をありのままの現実として受け入れられます。

　そうではなく、起きてくる事象に対して、ひとりひとりの観念(解釈、判断)で捉えてしまうと、受け手のフィルターがかかった現実(幻想)をみてしまうことになってしまいます❗

坐禅や瞑想の意義は、自分と向き合い、精神を統一させることで、心や体の安定をはかることですが、お灸もその意義を持っています。

安定をはかるということは、体と心が一致していないともいえます。体は常に今ここに存在していますが、「心ここに非ず」といわれるように、意識が今ここに起きている事象を捉えていないということです。

食事の際を例にとりますと、味覚という感覚以上に、別の事に気をとられていて、味わうことを忘れているような状態です。

この事は様々な事象に対していえることです。

坐禅や瞑想だけではなく、日常生活のあらゆる事象で、心と体を一致させることは容易なことなのですが、それに気づいていないだけです。

食べる瞑想、歩く瞑想、掃除をする瞑想。様々なシーンでそれは可能です‼️

お灸もまさしく、今ここに存在するという実践そのものです。

要は心と体を一致させ、今ここに存在することです。

子どもたちを見れば、一目瞭然です。

意図せずに、ひたすらその瞬間を楽しんで生きています。

 今年の暑さは例年に比べてとても厳しいものでしたか、暑さ、寒さも彼岸までと言われているように、秋分からとても過ごしやすくなってきました。

　また各地で災害も発生しており、能登半島では、地震そして今回の豪雨災害と様々な試練に見舞われています。

  話は変わりますが、身体に現れている不調は、常日ごろの各自の意識によるところが、非常に関わっているのだと、本当に思います。その点を重視して向き合っていきたいと思います。

2024年がスタートしました。新年早々、能登半島地震が発生しました。被災地の方々には、心よりお見舞い申し上げます。

治療院に来ていただいた方、お灸教室に参加して頂いた方達に、お灸が広がってきています。

火を使うお灸で、お灸瞑想をされています。五感を澄ませ自身の内面に向合うものです。

こと

季節の巡りは、早く過ぎ去っていきます。

お灸が恋しい季節になりました。

寒さで身体が緊張して、こわばります。そんな時に''太陽''は最適です。

是非活用してみて