お灸の原料をご存知ですか？

よもぎの葉の裏側にあるふさふさの白い毛（絨毛）を精製してできる「もぐさ」がお灸の原料です。

日本では、よもぎは和菓子に多く使われていますね。お灸を据えたことがなくても、草餅やよもぎだんごを食べたことがない人は珍しいのではないでしょうか。

よもぎは鉄分やビタミン等を多く含み、血液をきれいにしてくれるので、お茶で飲むのもおすすめです。

私は3月～9月に東京唯一の村「檜原村」に渓流釣りに行くのですが、秋川渓谷は空気と水がとてもきれい。釣りをしながら、川辺に自生しているよもぎをせっせと摘んで、茶葉を作っています。

よもぎ茶もせんねん灸も、自然の恵みがあってこそ。自然はすばらしいですね。

毎日元気で機嫌よく、人にやさしく心穏やか。そんな自分でいたいものですが、そんな日ばかりではないですよね。疲れがたまって体がガチガチ、気持ちもイライラしがちなときは、足のツボ「太衝（たいしょう）」のお灸がオススメです。

足の親指と第2指の間を足首に向かってたどっていくと、骨の間の凹みで指が止まります。そこが「太衝」。このツボはとっても優秀で、たくさんの症状に効果的です。

●全身の筋肉の緊張をゆるめる

●イライラを鎮める

●気持ちの高ぶりを抑えて睡眠の質を上げる

●眼精疲労をとる

●生理痛を緩和する。生理不順を整える

写真で使っているのは、せんねん灸の「にんにくきゅう」。キリリと熱めで気持ちがいいですよ。

草木が芽吹く春は、自律神経が乱れやすく、睡眠も不安定になりがちです。

睡眠は脳と体を休めるメンテナンスの時間。睡眠不足が続くと、イライラ・落ち込みなどのメンタル症状や、食欲不振・便秘・下痢などの消化器症状が現れることがあります。

不眠の症状は【眠つきが悪い】【夜中に目がさめる】【早く目がさめる】など様々ですが、いずれのタイプにもおすすめのツボがあります。

その名は「失眠」。シツミンと読み、まさに、眠れない人にぴったり。かかとは皮膚が厚いので、「せんねん灸レギュラー（伊吹）」以上の熱めの温熱タイプがおすすめです。

こころと体の健康のために、質の良い睡眠を心がけたいですね。

みなさん、こんにちは！

疲れ目、充血、かすみ目など、目に関するお悩みはありませんか？

スマホやパソコン画面の見すぎだけでなく、空気が冷えて乾燥している冬の時期はそれだけで目に負担がかかってしまいます。

目の調子がすぐれない時には眼病・眼精疲労の特効穴「大骨空」（だいこっくう）にお灸を据えてみてください。

「大骨空」は手の親指の甲側、第一関節の真上にあります。

写真では「煙のでないお灸　せんねん灸の奇跡」を使っています。こうした手足の関節に使う場合は、「せんねん灸の奇跡」や「レギュラー灸伊吹」など、温熱レベルが高めのお灸がおすすめです。

お灸が手元にないときは、押す揉む、だけでも効果的ですが、やっぱり、じんわり温かいお灸の心地よさは格別。ぜひお灸を暮らしに取り入れてみてください。

こんにちは。

暑かった夏が終わり、秋の風が吹いてきましたね。みなさん、お元気でお過ごしですか？

私はすこし夏の疲れが出ています。睡眠時間は足りているのに、朝起きた時に体が重く、スッキリ感がありません。年齢を重ねるにつれ、季節の変わり目を軽々と乗り切れなくなったなあと感じます。

疲れが取れない時に私がよく使うツボは、手のひらにある「労宮（ろうきゅう）」です。

このツボは手の平の中にある指の骨（中手骨といいます）、第２中手骨と第３中手骨の間にあります。第２は人差し指、第３は中指です。

２枚目の写真のように、「指を自然に曲げた時、中指の先端が当たるところ」です。このツボは探し方がとっても簡単なので、覚えておくと重宝しますよ。

体の疲労はもちろんですが、心の疲れにも効きます。

手の平にお灸を据えて、立ち昇る煙を眺めながら、ゆっくりと深呼吸してみてくださいね。

写真では「レギュラーきゅう伊吹」を使いました。熱く感じる方は、温熱レベルの低いタイプを使ってくださいね。自分の感覚で「温かくて気持ちがいい」と感じるお灸を選ぶのが、よく効くセルフ灸のコツです。