須田鍼灸院の近くで通って頂ける方には鍼灸院に実際に通って頂き交流磁気治療を受けて頂くのが最善なのですが、遠方で通えない方や近くの方でも毎日通うのは現実的では無く次の治療までの間御自分でセルフケアを行って頂く場合があります。

下記に説明する「磁気灸」は灸の効能と磁気の刺激を同時に与えることが出来るので御自宅で簡単に効果のある治療をすることが出来ます。

１材料を用意する。

まずトレイ等の発泡スチロール、アルミホイル、両面テープ、エレキバン２００を用意します。

２土台を作る。

発泡スチロールを直径３．５センチ位の円形にカッター等で切り、真ん中をせんねん灸と同じ大きさで切り抜きます。(写真参照)

３アルミホイルを貼る。

土台の片面にアルミホイルを両面テープで貼り付けます。(写真参照)

４エレキバンを貼る。

土台の逆面にエレキバンの平らな方を両面テープで貼り付けます。(写真参照)

５実際に治療してみましょう。

まずせんねん灸を普通に付けます。そこに磁気灸を付けます。(写真参照)いつも通りに火を付けて治療スタート。その後はいつもと同じに終了。

コリや関節痛に効果があると好評なので是非御試し下さい。

竹筒温灸治療とは普通のお灸より広範囲に、ゆっくりじんわりと体の芯まで温める治療法です。

「竹筒温灸」を用いてお腹を温めることにより胃腸を温めます。胃腸を温めると次のような効果が得られます。

１お腹の調子を整えます。

胃腸の血行が良くなり、消化吸収の働きを高め、腸の蠕動運動が活発になり便通が良くなります。

２冷えを予防します。

胃腸には多くの血液が流れており、胃腸が温まるとその血液が全身に行き渡り冷えを予防します。

お灸は電気の熱と異なりチネオールと呼ばれる油分を含んだ湿熱なので皮膚を通過しやすく、熱を身体の芯まで届けます。

また竹筒で囲まれた空間を温めるので、お腹の広い範囲を温めることが可能です。

３免疫力を高めます。

腸には身体全体の約７割の免疫細胞が存在しており、免疫細胞は温めると働きが増します。感染症予防にお灸は最適です。

４自然治癒力を高めます。

お腹の周りには神闕、関元、気海など強壮の要穴が沢山あるので、お灸でお腹を温めると疾病を予防して、体質を強化し、自然治癒力を高めます。

温かくて気持ちが良く、ついウトウト寝てしまう竹筒温灸治療を是非一度お試し下さい。

磁気は目で見たり、体で感じたりすることの出来ない物ですが身体にとって物凄い効能が有る力です。

１血行改善。

交流磁気治療で一番の効果は血行を改善することです。生体に磁気が暴露されると血管内皮中に一酸化窒素（ＮＯ）が増加する。ＮＯが増加すると血管内の平滑筋が弛緩し血管全体が拡張し血流が増加する。このＮＯは局所に留まらず、血流に乗り全身を回っていき、全身の血行を改善します。

２動く磁気。

交流磁気治療の特徴はＮ局とＳ局が電気的に交互に入れ替わることにより磁気が動くことです。

磁気が動くことにより血液の動きに関係なく治療効果を発揮します。肩凝りや冷えなどの場合、既に血流が滞っているのでその場所にエレキバン等の永久磁気治療器を貼った所で効果はありません。交流磁気は磁気の方が動いているので血行の有無に関わらず積極的に血流を促し効果を発揮し血行を改善します。

また磁気が動いているので作用する範囲が広く、身体の深部まで磁気が届きます。

この様に交流磁気治療は血行改善に優れた治療方法です。

血行不良で体調不安の方、是非ご相談下さい。

お灸をすると免疫細胞が増え、免疫細胞の働きが活発になり、菌やウイルスと戦う準備を整えます。

１お灸をすると免疫細胞が増加します。

お灸に含まれるヒストトキシンや熱によるタンパク分解産物が刺激素となり、体内の赤血球(酸素を運ぶ)や白血球(免疫細胞)の数が増え、感染症に備えます。

菌やウイルスと戦うには多くの免疫細胞が必要となります。お灸をすると感染症と戦う白血球の数がおよそ１５分で増加し、１～２時間で平常の２倍になり、一旦減るが８時間位から２．５倍位に達しそれが４日～５日続きます。

２もぐさに含まれる成分が免疫細胞の働きを助けます。

免疫細胞は体内で作られるサイトカインという物質から指令を受けなければ効率よく働くことはできません。お灸はもぐさから作られますが、もぐさタールに含まれるカフェタンニンは、体内でサイトカインを生成、分泌が活発になる効果があり、免疫細胞の働きを助けます。

少しでも毎日お灸をすれば必ず感染症に負けない体になりますので頑張りましょう。

須田鍼灸院ではお灸教室にてお灸の方法など詳しくご説明致しますので、是非ご参加下さい。