かくとだに えやはいぶきの さしも草さしもしらじな もゆる思ひを

これは百人一首５１番目、藤原実方朝臣が詠んだ歌です。

ここに出てくる「さしも草」はお灸に使われるもぐさのことです。

百人一首は詳しくはないですが

これだけはもぐさがきっかけで知り、今では大好きな歌になりました！

NHKの大河ドラマ「光る君へ」が話題になっていますね。

ドラマでは鍼をするシーンもあったようです！

平安時代のお灸、どんな感じだったのかな？と想像するだけでワクワクした気持ちになります。

お灸による温熱刺激で身体が変化する。

冷え性の改善や生理痛の軽減など、女性のお悩みに寄り添ってくれるお灸のぬくもり。

ただ温めるだけではありません。

お肌のツヤもアップ！

身体の不調がある時だけ、やるのではもったいないですね。

★美容におすすめのツボ

・合谷（ごうこく）

・尺沢（しゃくたく）

お灸好きの皆さんなら知っている「二日灸」

旧暦２月２日にお灸をすえることを二日灸といい、この日にすえるお灸は普段よりも効果が２倍になるといわれています。

今年の二日灸は３月１１日。

ほんとに２倍になるの？という疑問がわきますが、昔からの言い伝えとしてお灸の歴史・文化に思いをはせながらお灸をする日としてとらえてもらえばうれしいです。

身体への変化だけではなく、心も豊かにしてくれるのがお灸。

養生訓を書いた貝原益軒先生も

（心は身の主也、しづかにして安からしむべし。）

「心は体の主人である。静かにして安らかでなければならない」といっています。

養生のこころを学び、自分と向き合う時間にしてほしいと思いお灸講座を開催しています！

先日のお灸セルフケア講座では「塩灸」をメインテーマに開催しました！

東洋医学や養生のお話、せんねん灸体験をした後にごろんと寝っ転がってお腹に塩灸を行いました。

塩の水分がはじけてパチパチ鳴る音にも癒されながら、気持ちよくなりましたね～♡

ご参加いただいた皆さまのご感想を一部ご紹介♪

・毎日あわただしく生活していますが、自分の身体と向き合い、ゆるめてくれるお灸の良さを知ることができました。／50代女性

・お灸をする行為で自分の今の状態を知ることができるということが、大・大発見でした！／50代女性

・身体がポカポカ温かい。塩灸は特に温かくリラックスできた。／40代女性

・塩灸は家で挑戦できないから、試せてよかった。／30代女性

お灸講座を行うたびに私自身も新しい学びがあります。

皆さまと一緒にお灸を楽しむことができ、感謝です！

お灸の温かさ、香り、ゆらゆら立ち昇る煙。

お灸は目で見て、においを嗅いで、肌で感じる。

これを感じられるようになったらもっともっとお灸が楽しくなります♪

お灸だけではなく、火を付ける道具や灰皿などにもこだわってみるとさらに充実したお灸ライフに。