東洋医学では秋は「肺」が主る季節とされ、乾燥による咳・肌荒れ・免疫低下を招きやすい時期です。肺気を養う「太淵」、胃腸を補う「足三里」、心神を安定させる「神門」へのせんねん灸は、自律神経を整え血流を促進し、季節変化への適応力を高めます。お灸の温熱刺激は気血の巡りを助け、冷えや倦怠の予防にも有効。秋の養生において、ツボ灸は心身調和の実践法といえるでしょう。

梅雨に入ると身体は夏の体勢に変わり始め、放熱しやすい身体になろうとします。体の「湿邪」対策が重要です。湿邪とは、梅雨の時期に体内に溜まりやすい余分な水分や老廃物のことで、体のだるさやむくみ、食欲不振などの不調を引き起こします。効果的なツボは陰陵泉です。お灸やツボ押しで水はけを良くしていきましょう。

三寒四温の今日この頃、体調も崩される方が多いですね！

自律神経の乱れが原因の一つです。

「春眠暁を覚えず」ということわざもあるように、春は「睡眠

時間は十分なはずなのに朝起きるのがつらい」「日中も眠気が

ある」といった睡眠の不調を抱えやすい時期でもあります。

身体の声をよく聞いて、眠りを多めにとることも必要です。

「内関」というツボは自律神経の安定に効果的です。

五臓のうち、秋は肺が活性化します。肺の乾燥を予防し、寒暖差の自律神経の乱れを予防するためのも首元を防寒しましょう。また乾燥予防にマスクは有効です。

おすすめのツボは「陽池」です。

場所は手の甲側で、手首の横ジワの中央からやや小指寄りのあたり、小指と薬指の間を手首方向に指を当てていき、

手首の付け根あたりのくぼみのところが
ツボになります。

陽池を刺激することによる効能としましては
・血流を良くし、身体の冷えを改善する
・自律神経のバランスを調整する
陽池を刺激することで全身に熱を循環させます。特に、手足などの末端の冷えに効果的です。

　夏の養生はほてりなど体の余分な熱をとることが大事です。しかし体を冷やす水分の取りすぎは脾を弱めます。夏の冷えを除き、水はけを良くするツボをご紹介します。

「太渓」という内くるぶしとアキレス腱の間にあるくぼみが太渓です。

せんねん灸を使用し温かみを感じるまで２～３灸すえて下さい。