暦の上では立冬を迎え、急に寒くなりました。

古典では、冬は生命力が身体の内側に向かって収斂している季節と言われています。

この季節は、活動的に動くのではなく、静かに過ごすことが適しているようですので、お灸を据えながら、のんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。

温暖化で秋の時間が短くなり、寒さに適応できる身体になっていないかもしれませんが、少しずつ準備をして寒さに備えていきましょう。

酷暑で昼間に外出するのもたいへんになってきました。

しかし、人間は足から老化すると言われています。

適度な運動などで足への刺激を与えることは健康な身体づくりには必要になります。

特に、足裏にはメカノレセプターという感覚受容器が存在し、バランス感覚を脳に伝えるセンサーの役割をしています。

このメカノレセプターの場所には、「湧泉」や「失眠」というツボがあり、運動だけでなく、お灸でも刺激を与えることができますのでおうち時間にお灸をしてみてはいかがでしょうか。

差しも強くなり一見暖かそうな感じもしますが、冷たい風も吹く日もあり、難しい季節でもあります。

体調を崩さないように、お時間のある日には、のんびりとお灸をしてみませんか。

心が晴れていれば身体は自然に営まれて快調となるとする「養心養生」

心の健康を保つために、ストレスをためないような毎日を過ごしたいもの。

自分に合った健康法が見つかってない方は、まずはお灸をすえて、静かな時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

私事ですが、１０年ぶりに急性腰痛症（ぎっくり腰）になってしまいました。

11月に入りましたが、ここ数日は夏日もあり、汗ばむ日があったかと思ったら、この先は、一気に師走並みの寒さがやってくるようです。

急激な気候の変動を感じる１年になりました。

それに伴って、日々の体調管理も難しくなってきたと感じております。