せんねん君のつぶやき もぐさのはなし~12話~
こんにちは。
お灸の恋人「せんねん君」です。?
今回も、モグサ製造で1番大事な石臼(いしうす)の話しをしたいと思います。
モグサ製造で使う石臼は回転式です。
ひき臼の歴史は古く、小麦やソバの製粉には欠かせません。
古くは紀元前より、西洋、東洋を問わず
世界中で使われてきました。
現代では製粉機が開発され、石臼はほとんどつかわなくなりました。
でもでも・・・、モグサ製造には今でも石臼が使われています。
石臼は、下臼と上臼を重ねた構造です。
上臼が長径70cmほど、厚み20cmほどで上下あわせて40cmです。
上下の石臼には溝を彫り込みます。
モグサ工場ごとに石の質、研ぎ出し、溝の切り出し方、深さ、本数は、ヒミツ中のヒミツ。
秘伝の石臼となっています。
モグサの原料「乾燥ヨモギ」を入れても
石臼からこぼれないよう金属で上下のガイド(囲い)を付けています。
今頃、冬の新潟では石臼が大活躍ですよ!