せんねん君のつぶやき もぐさのはなし~13話~
こんにちは。
お灸の恋人「せんねん君」です。?
「もぐさ」製造のおさらいです。
「天日乾燥」→「火力乾燥」でしっかりヨモギを乾燥させます。
次に、乾燥ヨモギを「石臼(いしうす)」で挽き(ひき)ます。
次に、粉砕したヨモギを「長通し(ながどおし)」で篩い(ふるい)にかけます。
「長通し(ながどおし)」で篩いにかけていくと、「荒もぐさ」を残し、
ヨモギの葉の表(葉緑素 ようりょくそ)が篩いから落ちていきます。
ここで、初めて「もぐさ」らしくなります。
あの緑色の葉っぱからフワフワした綿毛ができてくる様子は感動的です。
この「長通し(ながどおし)」にはいろいろ工夫があるんです。企業秘密なので内緒ですが・・・?
次に、「唐箕(とうみ)」にかけます。
「唐箕(とうみ)」にかけてからの時間の経過で「もぐさ」の精製度が変わってきます。
「石臼(いしうす)」にかける前の乾燥ヨモギを100として、
時間の掛け方で 40%→20%→7%→5%→4%→3%→2% と精製度が上がっていきます。
今年の伊吹山は雪が少なく、
3月中旬にも雪☃️はまったくありません。
春の雪解け水がないので、夏にかけて、琵琶湖の水不足が心配です。
冬は冬らしく雪が降ってくれないと、春らしさ、夏らしさ、四季折々に影響が出てきます。
自然の力は偉大です。