せんねん君のつぶやき もぐさのはなし~9話~
こんにちは。
お灸の恋人「せんねん君」です。?
今回は「もぐさ製造」のお話しをしましょう! ?
「もぐさ」の原料「よもぎ」の採集は7月から8月頃
葉が大きく成長した時期
茎ごと刈り取り、葉っぱをこそげ取ります
葉っぱを直射日光で2日から4日間「天日乾燥」します
良く乾燥した葉っぱを通気性の良い袋に入れて
「もぐさ」の製造期となる冬場まで保管しておきます
毎年11月下旬になると、保管しておいた「乾燥よもぎ」を
80〜90度の乾燥炉の中で徹底的に「火力乾燥」します
充分乾燥させた「よもぎ」を石臼で挽きやすくするために「粉砕」します
石臼で1回(粗挽き)から〜3回(細挽き)繰り返し
「よもぎ」の葉裏の白い綿毛と葉表(葉肉)とを「分離」します
「よもぎ」の葉を石臼で分離して、粉末になった葉表(葉肉)と
葉裏の白い綿毛を長通し(ながどおし)と呼ばれる篩(ふるい)にかけ
次に、唐箕(とうみ)にかけます
唐箕は羽根を回転させ、粉末になった葉表(葉肉)を落とし、
羽根で風を起こして軽い綿毛を飛ばし「精製」して「もぐさ」を作ります。
上質「もぐさ」の中でも、10時間もかけて唐箕掛けをすると
最高級「もぐさ」ができますー?
夕焼を浴びる伊吹山です。
江戸時代「伊吹もぐさ」は最高級ブランドでした。
今では伊吹山の里地に新鮮な野菜?
おいしそうでしょ!?