せんねん君のつぶやき 1月18日 伊吹もぐさ
せんねん君の
故郷 伊吹山
「伊吹もぐさ」の里をお話したいと思います
「伊吹もぐさ」の由縁は伊吹山です
1377mと滋賀県最高峰の山
山頂は滋賀県米原市です
昭和2(1927)年2月に1182㎝
世界観測可能地点で第1位の積雪記録が残っています
先日、坂田郡伊吹村春照(すいじょう )
現 米原市春照を訪ねました
伊吹山は古来から薬草の山
山麓の農家では「もぐさ」の原料「よもぎ」を採集し
春照の宿場町には「もぐさ」を扱う店が5〜6軒あったようです?
太平洋戦争の戦後、薬不足から薬草が重宝されました
伊吹山は薬草の宝庫であり
いまに云うチラシが各家庭へ配布さされ
地域総出で山麓の上野 春照の薬草を採取し
京阪神に出荷しました
伊吹山の薬草の中でも「よもぎ」は素晴らしい薬効があり
草餅にしたり
そのまま天ぷらにしたりしてよく食べました
煮詰めて煎じれば「咳止め」「 虫下」に
手で揉めば「止血」に
青葉の青汁は「高血圧」に
お風呂に入れると「神経痛」や「冷え」に
「もぐさ」 はお灸としてさまざまな薬効を表す事で
「名医草 」「 仙人草」の別名を持ちます
太平洋戦争中「もぐさ」は重要な軍需産業となり
昭和18、19年には「もぐさ」工場は国営となって
伊吹町で150万トンのヨモギを扱っていたそうです
高級「もぐさ」は防毒マスク
爆弾の導火線
飛行兵の防弾服
戦闘機の座席クッション
などに利用されていたそうです
平安時代に詠まれた百人一首にも伊吹の「もぐさ」が歌われ
お大師様の名で親しまれている空海、弘法大師も伊吹の「もぐさ」の質の良さを賞賛され
日本の古くから
「もぐさ」と云えば「伊吹もぐさ」の名を残したのです?
せんねん君