せんねん君のつぶやき 4月12日 もぐさのはなし~2話~
前回につづき
日本のモグサの沿革について・・・
灸療法は今から約1600前
仏教伝来と同じ頃、朝鮮半島を経て日本に伝えられました。
当初は舶来モグサを用いていたとも言われ
平安時代の灸療法は貴族社会に限られていたようです。
鎌倉時代になると武家や庶民にも普及し、
室町 安土 桃山時代になると灸は針とともに盛んになっていったとのこと。
織田信長の頃に
薬草の種、苗をポルトガルから取り寄せ、伊吹山に栽培したと言います。
それ以来、伊吹山は薬草の宝庫として有名となり、
伊吹山のヨモギでつくられたモグサはとくに重宝されました。
江戸時代には、庶民一般の治療法として灸療法が普及しました。
モグサが大量に消費されるようになったため、モグサの大量生産が必要となり、伊吹山山麓一帯でモグサづくりが行なわれるようになりました。
「伊吹もぐさ」はここ伊吹山から日本全国へ広まりました。
せんねん君