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健美館治療院
毎月2回のペースでお灸教室を開いているそうですね。
誰もが自分でカラダの状態を整えられるよう、セルフケアお灸を広めていきたいと思っています。ここ松本はあまりお灸が浸透していない地域なのですが、はっきりした四季があり、寒さが厳しいので、実は「火で温まるお灸」をするのにぴったり。テレビなどでお灸を見て、興味はあっても「やり方がわからない」という方が多かったようで、お灸教室を開くと毎回たくさんの参加があります。
お灸教室へのこだわりを教えてください。
食事もセルフケアと同じくらい大切なものなので、教室は自然食レストランやカフェなど、カラダに優しい「食」を提供するお店で行うことにしています。お店のオーナーさんから「お灸教室を開いてほしい」と頼まれることもありますが、基本的には自分で足を運び、納得するまで会場探しをします。できるだけリラックスした空間でお灸を楽しんでもらうことが、私の教室の“おもてなし”なんです。
ツボをあえてたくさん教えないのが瀧澤さん流。その理由とは?
お灸は誰にでもできる簡単なものなので、参加者の方が難しく考えないよう、できるだけシンプルに教えたいんです。「1回の教室で教えるツボは10個まで」と決めているのもそのため。もちろん、質問があれば丁寧に教えますが、あまり知識を詰め込むような内容にはしないよう気を付けています。
参加者の方からの感想で、印象に残っているものはありますか?
「忙しくてカラダをいたわることを忘れていた」「自分のカラダに無関心だったことに気づかされた」という感想をよくいただきます。お灸は、「温かい」「熱い」というシンプルな感覚だけが頼り。そして、カラダは正直です。参加者の皆さんがお灸を通して自分の肌に触れ、感じることで、本来の自分に出会うきっかけになるといいのですが。
今後、どのようにお灸教室を展開していきたいですか?
松本を中心に活動の場を広げていきたいと思っています。実は、Facebookにお灸教室の投稿をしたのがきっかけで、地元以外の市町村からも教室のお誘いがあるんです。また、最近リピーターの方も出てきたので、「冷え」「むくみ」などもう少しテーマを絞ったお灸教室も開いてみたいです。テーマを増やしていくことで、何度来ていただいても楽しい教室になるといいですね。
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